名画案内　１９８１年　ロングウエイホーム　実話アメリカ映画

苛酷な運命を克服して、再会を果たす３人の兄妹を描いた、アメリカの感動実話の映画化。元々はテレビ映画として製作され、全米で４５％という驚異の視聴率。
　ドナルドの夢は、生き別れになった弟と妹キャロラインに再会すること。
父親もまた無職で、一家は住む家もないような放蕩生活を送っていた。
雨の日、両親は３人を置き去りにする。残された３人はドナルドが盗んでくる物で飢えを凌いでいたが、警察に保護され児童擁護センターに収容されることに。
３人一緒でないと嫌だと抵抗する子供達だったが、それぞれが違う里子に出されて月日は長く流れた。
１８歳になったドナルドはセンターを訪れ、カウンセラーに弟と妹の行方を尋ねるが、里親に拒否されてしまう。
その後、再び月日は流れ、結婚したドナルドは弟と妹の捜索を、子供のころの約束のために行方探しを再開するのだった。
　実話の映画化とあって、感動も本物で、涙無くしては観られないアメリカ映画が生んだ感動の名作。
弟と妹を捜す兄をＴ・ハットンが実力実演しているが、またそれ以上に子供時代の子役たちが上手く、この映画は子役の名門名演映画かもしれない。

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